親出没情報ー2019年上期
第40回の強歩遠足に出没
親たちも楽しく頑張ってます!
まずは、PTA北海道OB会提供の完歩りんご。食べて美味しいのはもちろんですが、1個ずつに付けられた旗が楽しい。そのデザインは、おなじみとなったイメージの統一感を維持しながらも、毎年少しずつ変えているんですよね。
70kmに挑戦のしみちゃんはじめ、全員無事に完歩達成。親たちも親たちなりに、楽しく頑張れたようです。
(記/白土)
初のSフライ級に挑む太田くんを応援
網膜剥離手術を経て半年ぶりの復帰戦
落ち着いた試合運びながら、手数の多い相手に対してなかなか突破口が見いだせないようにも見える太田くん。それでも最終6ラウンドには、何かを吹っ切るように前に出ます。右フックと左ストレートで畳み掛けるような連打を何度も繰り出しました。
「結果を出せずに、すみませんでした。」と頭を下げる太田くんですが、私たちが伺い知ることも出来ない部分も含め、様々な困難を抱えた中での復帰戦をフルラウンド闘いきったことこそ、称えられるべき結果だったのではないでしょうか。
太田くん、現役引退を決意
復帰戦は激しい攻防となっただけに、左目へのダメージも心配されました。ドクターの診断では、剥離の再発などの症状はありませんでしたが、現役を続けるなら失明のリスクもあると忠告されたといいます。まさにギリギリのところで、彼は正しい決断をしたのではないでしょうか。
プロの世界で6戦4勝は胸を張っていい戦績です。そしてそれ以上に、廃校問題で揺れる母校への想いを胸に駆け抜けた2年間の闘いを通して、私たちにどれほど多くの勇気と力を与えてくれたことか。
「ありがとう、憲人」
君がボクサーであっても、そうでなくても、その人生を応援する私たちの気持ちは変わらないのです。
(記/白土)
PTA東日本OB総会開催
懇親会では現役父母の皆さんと交流
会長 | 山田(47期) |
副会長 | 高橋(50期)大園(50期)鳥山(50期)千葉(50期) 野口(48期)林田(41・45期)鴻巣(50期) |
事務局 | 山田(47期) |
会計 | 間山(46期) |
会場 | 本多(51期) |
会報 | 白土(45期)入江(45期)佐々木(36期) 林田(41・45期)吉川(46期)高橋(50期) |
OBメーリングリスト | 武原(45期) |
ホームページ | 白土(45期)高橋(50期) |
さて、総会終了後の懇親会では現役父母の皆さんと合流。楽しく親睦を深めることができました。〝赤が似合い過ぎる新支部長〟上田パパ(54期)をはじめ、現役新役員のスピーチもありました。
また、この日参加してくれた55期の新しい仲間たち13組18人が、ステージ前に勢揃いし自己紹介。それぞれに惜しみない歓迎の拍手が送られていました。
(記/白土)
写真展『光の在り処』&トークイベント『いまを、生きる』表参道で開催
戸澤さんといえば、北星余市存続応援冊子『いまを、生きる』の製作にも関わってくださり、学校にも何度となく足を運んでくれているプロカメラマンとして、もうおなじみですよね。展示写真の中には、なんと前の週の卒業式で撮影したという作品も。3人の生徒たちの日常の写真と、同じ3人の卒業式でのポートレートを並べたレイアウトが目を引きました。
「こうやって2パターン並べると表情が全然違うでしょ?。卒業証書という大人への切符をもらった後は、やっぱり表情の中に自立と自尊心がちゃんと見える。」と解説してくださる戸澤さん。なるほど、面白い。何度も通われたからこその写真ですね。一番奥の壁には、教室の黒板に見立てたというグレーのボードに生徒たちが撮影した作品がびっしり。一枚一枚が何だかいいんですよね。うまく言葉で説明できないんだけど。
「子どもたちが、生まれ育った環境や慣れ親しんだコミュニティーから抜け出して移動することはとても大事。沢山移動して沢山の文化を知って、今楽しいと思えることを全力でやってみる。そこから本当に自分にマッチしたものが見つかるんじゃないか。」「僕たちの事業では、地方から変わりたいという想いで一歩踏み出してきた若者たちが、シェアハウスで半年間生活するんです。かけがえのない仲間にもなりますし。そこは北星余市も同じだと思います。」
「余市高の生徒さんたちには、偏差値では表せない魅力がありますね。今、定期的にお伺いして進路カフェで話をさせていただいてますけど、すごく楽しい。こちらの目を見ながら、将来の夢とか悩みとか今楽しいこととか、いろんなことを話してくれるんですけど、こんなに生徒さんとコミュニケーションが取りやすい学校ってなかなかない。そんなふうに人とフランクに接するスキルってすごく重要で、それを身につける環境が北星余市にはちゃんとあるんだなって思いますね。」
「まぁ、カメラを持って現場に入ると、レンズを通して何が見えますかっていう話にはよくなりますよね。あと、傍観者としてでなく撮っている写真はありますか?みたいな質問も出てましたね。結局、自分がそこに参加していないと撮ったことにならない。遠くから望遠レンズで隠し撮りすれば、きれいな絵にはなりますけど、人の心は打たない。やっぱり相手が認識できる距離に入って、撮り手の僕を受け入れてくれて、やっとシャッターを押すことに意味が生まれる。だから、僕みたいなおっさんがいきなり高校生の中に入って写真撮るっていっても、簡単じゃない訳ですよ。そういう意味で、子どもたちが撮った写真には敵わない(笑)。」
そうか、写真展の会場で見た生徒たちの写真になぜ魅力を感じたのかっていうと、つまりそういう事なのかもしれないですね。深いなぁ。
充実した1日になり、皆さんに感謝。勝山さんや戸澤さんと北星余市とのコラボレーションが、これからどんな展開を見せてくれるのかも楽しみです。
(記/白土)
学生企画『わたしたちの北星余市展』
写真展&トークイベント会場に出没
まずは、主催者である学生さんたちを紹介させてください。
少し話しただけですが、みんな北星余市の魅力を多くの人に知らせようと、とっても頑張ってくれてるんだなっていうことが伝わって来ました。
展示は写真の他に、強歩遠足で生徒たちが作ったクラス旗やのぼり、生徒会ノートやクラスノートなども。卒業式の送辞・答辞の原文に「通り一遍の文章じゃないと感激した」という来場者の声も聞かれました。とおるちゃん(田中亨先生)が出張明けに出勤したら机に貼ってあったという生徒たちからのメモが、長机いっぱいに!。「早く帰ってきてー」とか「大好き」とか。これ、泣けます。
100枚ほどの写真たちが描き出すのは、生き生きと学び合う子どもたちの姿。その中に、褐色の肌の男の子を見つけて何だか嬉しくなりました。様々な経験や内面的な個性を持つ子どもたちが集まる北星余市ですが、肌や瞳の色、髪の色といった違いも認め合いながら成長し合える、これからもそんな場所であり続けてほしいと感じました。
「北星余市は、日本社会の課題を受け止めながら、それを乗り越える大きな新しい価値を創り出す役割を果たしている。」(青砥さん)「子どもたちだけでなく、大人たちをも受け入れてくれる空気感は、半世紀をかけて培われてきた。」(小野さん)など、北星余市の特色を、論理的かつわかりやすい表現で伝えてくれました。
さらには、我らがたけぱぱが親ならではの視点から一人トーク。たけぱぱ、写真撮ってなくてごめんね(爽笑)。
途中、司会の鴻野さんが会場からの意見や質問をばんばん求めてくるものだから、ドキドキ。でも、終始フランクで和やかな雰囲気でした。
エンディングでは津富宏先生も挨拶に立ち、「北星余市でつかんだ小さな光を、より大きな光にして、身近なところから増やしていってほしい。日本地図をそんな光で埋め尽くしてほしい。」と締め括りにふさわしく素敵なスピーチ。
来場する前に抱えていたクエスチョンマークは、いつの間にか爽やかな感動に変わっていました。企画してくれた静岡県立大学の皆さん、本当に本当にありがとう。また、期間中会場に足を運んでくださった皆さんや、様々な形で支援してくださった皆さんに、私たちからも感謝を伝えたいと思います。
(記/林田)
前川喜平さん講演会に感謝と感動
ごちゃまぜ教育の現場はあたたかい
関東圏在住の北星余市の親たちはもちろん、北海道・東北や西日本からもPTAの仲間たちがスタッフとして続々出没。会場設営や受付・書籍販売などなど、それぞれの持ち場でせっせと動き回っていました。いつもながらの一体感と機動力です。
それでは、200人近い来場者が見守る中行われた講演会の模様を、後日皆さんからメールでいただいたご意見ご感想とともに振り返ってみましょう。
第一部は前川さんの講演です。教育と誠実に向き合っておられる姿勢と気さくなお人柄が滲み出るような語り口。特に今回は、北星余市見学で感じたこと、例えば、生徒たちが気軽に集まる休み時間の職員室の様子が印象的だったことなども織り交ぜながら話してくださいました。
そして、第二部のクロストークも立派にもうひとつのメインイベントと呼べるものになりました。ほんまちゃん(本間涼子先生)は、どこに行ってもそのまんまのほんまちゃん。卒業生を代表して登壇してくれた坪島真也くん・太田有香さん・田邊愛斗くんとの掛け合いで、ごちゃまぜ教育の現場である学校の空気感をしっかり出してくれていました。優しく語りかける青砥恭さん(さいたまユースサポートネット代表)と、聞きにくいことをズバリ聞いてしまう前川さんとのクロストークに、会場は笑いに包まれたり、シーンと耳を傾けたり。卒業生の言葉に、自然に大きな拍手が湧き上がる場面もありました。
お礼を申し上げる立場の私たちが、逆にこんなにもあたたかな労いの言葉をいただけるなんて、幸せ過ぎます。そうですよね?林田実行委員長。
聴講くださった皆さんのご意見ご感想を読ませていただき、私たちが想像するよりずっと卒業生たちに想いを寄せてくださっていることに感銘を受けました。
実行委員はもとより、当日スタッフとして関わってくださったメンバー、聴講してくださった皆さんに、あらためて御礼を申し上げます。」
こんなに素晴らしいんだから、もっと多くの人たちに聴いてほしかった、という声もいただきました。今後、前川さんと北星余市のコラボの再現があるのかどうかはわかりません。ですが、前川さんはこれからも講演活動を続けられるとのことですから、ますますのご活躍が期待されます。一方の北星余市も毎年全国で教育相談会を開催しており、教員や卒業生と直接お話いただける機会もあります。さしあたっては、2月16日と3月10日に中野サンプラザという日程が組まれています。よかったら気軽においでくださいね。私たちPTAもお待ちしております。
(記/白土)
前川喜平さん講演会まであと僅か
最後の実行委員会やりました
聴講申し込みは2月9日24時まで受付予定です。期限を過ぎてからの申し込みについてはご相談ください。
(記/白土)
巻頭レポートは前川さん講演会情報
会報2号、2月2日発行に向け準備中
多様な個性を持つ子どもたちが、ごちゃまぜで学び合うことの大切さをともに考え、未来の希望に繋がる何かを持ち帰ってもらえるようなイベントにしたいと、スタッフ一同準備に励んでいます。北星余市同窓生や父母の皆さんも、ほんまちゃんと3人の卒業生を、ぜひ会場で応援してください。