ほくせいよいちPTAひがしにほんOBかい

親出没情報ー2019年下期


第55回北星祭に出没
仲間の支えに感謝、PTA-OB企画

 北星祭2019、初日の9月14日(土)に行って来ました。

 午前の新体育館では、毎年必ず感動が味わえる合唱コンクールはもちろん、開会式オープニングの北星太鼓と3年生3人組のゴスペル(写真上)が来場者の気持ちをバッチリ掴んでくれました。
 その勢いに乗って生徒たちの各プログラムが盛り上がりを見せる中、負けじと現役PTAの皆さん恒例のバザー・おやじの焼き物・おふくろの味も大盛況。

 餅つき(写真上)では、4年前に創立50周年の記念としてPTA東日本支部から贈られた石臼も、しっかりと存在感をキープしていたようです。
 さて、このブログではPTA-OB会企画を重点的に取り上げていきますね。まずは、いこいの喫茶/ときどき歌声喫茶『プタオーブ』。羊蹄の湧き水で煎れたコーヒーをはじめ、紅茶もジュースも1日200円で楽しめる〝親たちのたまり場〟です。音楽部門のリーダー・スラット山田さんにレポートしていただきます。


特別の歌を共有(スラット山田さんの話)

「〝ここ(プタオーブ)に来て 共に泣いて共に笑った懐かしい誰かに会えた〟
 これは、夜のOB交流会で実際に出た声です。
 OB憩いの喫茶/ときどき歌声喫茶は今年も賑やかでした。

 『麦の子』のお父さんからリクエストがボンボン。小野先生(写真上)は「営業で来てるんですよぉ」と著書の宣伝を入れながら『♪あの素晴らしい愛をもう一度』を、

 37期の山崎母(写真上左)は『♪秋桜』を、33期卒業生の鷲見君(写真上右)は『♪島唄』を、それぞれ熱唱しました。

 初ゲスト応援参加のビアニスト京子さん(写真右)は『♪デスペラード(イーグルス)』でみんなを唸らせました。世代が違うにもかかわらず、オジさんオバさんの古〜いリクエスト曲もスイスイ伴奏。さすがでした。

 泉さんご夫婦のオカリナとギターも、元北星歌姫りのるさんの歌声も、優しく校舎に流れていました(物売り生徒呼び声に負けず)。
 みんなで『♪嵐』 も2回、校歌も唄いました。子どもを卒業させた親たちが、自分たちの特別の歌を共有してるっていいですね。北星余市ならではダベさ!」

 最後は北海道弁で締めてくれた山田さんでした。

 ちなみに、小野善郎先生が宣伝していたという本も紹介しておきますね。『思春期の育ちと高校教育』『思春期の子どもと親の関係性』そして最新刊は『思春期を生きる』です。これで〝思春期3部作〟の揃い踏み。「北星余市高校の生徒・教員の皆さんから貴重なご意見と励ましをいただき、書き上げることが出来ました」と語る小野先生の力作です。北星祭での購入機会を逃したあなたも、お近くの書店でお求めになられてはいかがでしょう。
 お問い合わせは、福村出版(TEL:03-5812-9702)まで。


東日本OB会のオリジナルグッズ販売

 小野先生の書籍販売ブースの隣に、東日本OB会のグッズ販売ブースを出させてもらいました。今回の担当者は、当初私一人の予定でしたが、北海道OB会のしおちゃんこと塩崎修さんが名乗りを上げてサポートしてくれました。
 グッズは2品。ひとつは、卒業生インタビュー冊子『希望へ…』。進路や生き方に悩む人たちに、少しでも元気で前向きな気持ちになってもらえたら、という想いで制作したものです。進路相談者への贈呈を目的とする冊子ですが、印刷代をカバーするため、まずは北星祭で先行販売することになりました。

 「1冊500円、2冊でも千円!」
 休むことなく声を出し続けるしおちゃん(写真上)。國久(旧姓)麻美さんのページを開いては「この人には学校のどこかで会えます。サインももらえるかもしれません!」、通りかかった在校生に向かって「先輩たちのメッセージを読むのは、あなたたちの必須です!」などなど、『東日本の仲間たちのために』という心意気に溢れた販売員振りは、お手伝いのレベルを遥かに超えていました。果たして、昼から15時までの約3時間で31冊の売り上げを達成。ブース販売は初日限定でしたが、しおちゃんを送り出してくれた北海道OB会のさらなるご厚意で、何冊かを翌日プタオーブに置いてもらうことになりました。いこいの喫茶で、声出し販売という訳にはいかなかったでしょうが、それでも9冊のお買い上げをいただき、おかげで目標の印刷代にだいぶ近づきました。

 もうひとつのグッズは、東日本OB会のマスコット、シリパの妖精『シリッパくん』提供によるオリジナル缶バッジ(1個100円)です。3種類のデザインについて、本人に解説してもらいましょう。


デザイン1:僕が生まれたシリパ岬の写真が背景になってるんだよ。余市を巣立って行ったみんなが、時々故郷みたいに思い出してくれたら嬉しいな。




デザイン2:見た目もアンバランスで、すぐ前に倒れちゃう僕だけど、めげちゃいないよ。後ろ向きより、前のめりくらいに前向きの方がいいじゃんって、みんなに言いたいんだよ。



デザイン3:お友だちの『カンポリン5ちゃん』が、僕を支えてくれているんだよ。今回、北海道の仲間が東日本のブースを助けてくれたみたいに、支え合うこと、感謝し合うこと、どっちも大切だよね。ごリッパ!

 売り上げは37個を記録。皆さんこれからもシリッパくんと仲良くしてあげてくださいね。
 なお、冊子『希望へ…』は当サイトお問合せ・冊子通販の発注フォームでもご購入いただけます。ご協力いただけたら嬉しく思います。

(記/白土)




2019年度北星祭に出没へ
PTA-OB企画、直前情報

  9月14日(土)、15日(日)に開催される北星祭。生徒や先生たちが懸命に準備に励んでいるであろうことは言うまでもありませんし、親たちも「バザー」「餅つき」「おふくろの味」などなど、恒例企画の準備を着々と進めている模様です。が、ここでは、PTAOBの企画を紹介させてください。

ミニライブ&歌声喫茶『プタオーブ』

 注目はやはり何と言っても、北海道OB会が運営する『憩いの喫茶プタオーブ<ときどき歌声喫茶>』。1日目は11時~15時、2日目は10時~14時半。コーヒー200円。1杯じゃありませんよ。1日200円で楽しめるんです。
 人気の歌声タイムは、1日目12時、2日目11時にスタートし、どちらも1時間余りの予定です。 両日ともはじめにお楽しみミニライブあり。今年の二大特徴その1、ここ数年なかったピアノが加わります。『唄うピアニスト』京子さんが加入し、ライブの聴きごたえも歌声伴奏の迫力もアップです。その2、新しい歌集『SHOWAの歌華』(スラットさん制作)は、なんと400曲収録。 おなじみスラットさんの歌とギターに、泉さんペアのオカリナ&ギターも健在。『生徒OB元歌姫』りのるさんは、辺野古の海を題材にした歌も。加えて、『謎のカンテレ奏者』ジュジュジュンさんや、3歳の歌手も飛び入りしそうな気配。目が離せませんね。

 上の写真は当日に向けての練習の様子です。

 こちらは練習を終えたメンバーのスナップ。左から泉さん、京子さん、りのるさん+みあちゃん、和子さんです。

 あの小野喜郎先生もプタオーブ歌声喫茶に愛着を感じて、「今年も唄いに来る」との事だそうです。あなたも、100円玉を2枚握りしめて出没してみませんか?


東日本OB会が初日限定で冊子・グッズ販売

 一方、東日本OB会が初日の14日限定で冊子&グッズの販売をします。

 まずはこちら。卒業生キラ星インタビューの冊子です。会報での連載が7年目となる今年、これまでの記事から抜粋した11編に未発表2編を加えてまとめました。キラ星たち13人のメッセージを、ぜひ受け止めてください。進路相談者の方々への贈呈を主な目的とする冊子ですが、印刷代をまかなう事を目標に1冊500円で販売します。ご協力いただければ幸いです。
 そしてもうひとつは、PTA東日本OB会のマスコット『シリッパくん』缶バッジ。1個100円です。デザインは3種類。うち2種類は当日までシークレットとなっております。

シリッパくん自己紹介「シリパの妖精〝シリッパ〟です。フォルムはアンバランスでも気持ちはポジティブ。余市で生活する子どもたちや余市を巣立った若者たちをいつも励まし、見守っています。よろしくね。」
 よかったらぜひ一度、ブースにお立ち寄りください。

(記/白土)




世田谷区の「不登校の子を持つ親の集まり」に出没

  52期の伊藤(母)です。世田谷区の「不登校の子を持つ親の集まり」が、8月6日(火)に三軒茶屋で開催。進路についての情報交換および交流会という企画で、北星余市高校の話もぜひ!とお招きいただきました。LINEグループで呼びかけたところ今堀先生と53期(現役3年)の吉谷さんが手を挙げてくださいました。今堀先生は偶然にも都内滞在中で、本当にラッキー。
 会では、都立高校のチャレンジスクールに通う当事者の青年たちが、「子どもの『やる気のスイッチ』が入るのはいつなのだろう」という話題に対して異口同音に「自分で見て、感じて、考えて、決めることを経て、スイッチが入っていくと思う」とコメント。親の手出し・口出し・先まわりは、スイッチになりにくいということに、親一同嘆息したのでした。

 私の息子が北星余市入学を決意した最初のきっかけは、4年前の「居場所」(北星余市の写真文集・今堀先生編集)との出会いでした。中学校に居場所がなかった息子が、余市の「ごちゃまぜ教育」の中に希望を見つけた瞬間だったのです。今回、今堀先生の話を聞きながら、あの頃のことを感慨深く思い出していました。
 吉谷さんは、『高校中退後の進路としての北星余市高校』を紹介してくださいました。「やり直しができるっていいですね」と、参加者から声をかけられたそうです。
 今堀先生は、「やはりこういう会は大切ですね」と言って、爽やかに去っていかれました。本当にそう思います。親同士が互いの状況を重ね合わせつつ、「今」を支え合う。子どもが自分で動き出すのを待つこと、見守ることが何よりも大切…とわかっているけど、何よりも難しい。そんな親としての不甲斐なさや弱さを、涙と笑いで受け止め合う。親たちが楽になると、子どもも楽になる。親の会はそんなところだと思います。北星余市高校の情報が、必要な親子それぞれに合ったタイミングで届き、ご縁が生まれればいいですね。
 ちなみに、今回使わせていただいた私の写真ですが、明らかに三軒茶屋の景色ではないですよね(笑)。実は学校行事に参加した時のものなんです。北海道の大自然にも、多くの方々に親しんでいただきたいです。



初めてHASSYADAI CAFEで開催の教育相談会に出没

  今年度最初の教育相談会が開催されたのは、7月27日(土)。同日、現役PTAの皆さんは品川での地区懇談会に参加ということで、私たちOB会メンバーが渋谷のハッシャダイ・カフェに出没し、相談会の準備・運営を担当させてもらいました。「若者の教育に繋がるなら」とのご厚意により、株式会社ハッシャダイさんが提供してくださる事になったスペースでの相談会が、ついに実現の運びとなったものです。

  上の写真は会場設営中のカフェスペースの様子です。なんてお洒落でフランクな雰囲気なんでしょう。

  こちらは建物の外観です。「HASSYADAI」の赤いフラッグが目印ですね。この日の屋外は、西日本に上陸した台風6号の影響もありハンパない蒸し暑さ。そんな中、道案内のため路上に立つ母さんたちもお疲れ様です。

  その甲斐あって、会場は17組27名の相談者の方々で満席に。
 田中先生の学校紹介プレゼンの後、パネルディスカッションには去年の卒業生・佐藤有司くんと、この春卒業したばかりの八鍬恭子さんが登場。今堀教頭の質問に答える形で、とても丁寧に気持ちを込めて話してくれました。

  舞台のセッティングは「徹子の部屋」か「おしゃれイズム」に近い感じでしょうかね?。

佐藤有司くん 「北星余市に入学してびっくりした事は、いい意味で沢山あって、職員室がすごいオープンじゃないですか。普通の学校なら、格式張ったり堅苦しい感じですよね。それがすごい開放的で居心地よくて。悩み相談なんかもしてましたね。それまでは、学校の先生は話しかけにくい人たちだと思ってた。」「北星余市で自分が変わったのは自信がついた事。人前でしゃべるってなると緊張でガタガタってなって無理だったのが、こうやってしゃべれるようになったし。かつての自分には自己肯定感がなかった。北星だと、まず受け入れてくれる土台がある。そのうえで、時間がゆったり流れていて、出来るのを待ってくれる空気があった。」「下宿は、自分の家庭が新しく構築されたって感じるくらいアットホームに受け入れてくれた。悪いところって、特別なかったですけど、料理が油っぽかったくらい(笑)。」

八鍬恭子さん 「最初にびっくりしたのは、入学試験の時、補習で残ってた先輩たちがいきなり「入学する子?」「いつ来るの?」とか、めっちゃ話しかけてくれた事。入学して寮に入った日に初めて会った子が、すごいバッチバチに化粧したミニスカートのギャルで、教室に入ったら、腰パンして金髪の男の子がいるし『どうしよう。生きていけるかな』って(笑)。でも、今まで出会った事もないようなそういう人たちが、最初に「名前なんていうの?」ってフレンドリーに話しかけてくれたから、またびっくり。それと、入学試験の日に職員室を出たら、すごいアフロな人がいて、誰だろう?ってずっと思ってたら、入学式で『先生だったんだ』ってわかって、それが一番びっくりした(笑)。」「よかった事が全部とは言わないけど、自分が明るくなったりとか、家庭環境が改善したりとか、中学までの人生とこれからの人生で区切りが入ったみたいに高校で変われたなって思います。中学までは校則が厳しいし、とにかく言われたとおりにして周りに溶け込まないといけなかった。自分でいるより、みんなと同じでいる事を優先しないと生きていけなかった。高校生になってからは、溶け込むにしろ誰に溶け込めばいいのかわからない。いろんな人がいるから(笑)。自分が自分でいるしかない。そういう事も含めて北星で変われたなっていう実感があります。」

 などなど、ほんのさわり程度しか紹介出来ないのが残念なほど、素敵な言葉が沢山散りばめられたパネルディスカッションでした。来場者の皆さんも、うんうんと頷きながら熱心に聴き入ってくださっていたのが印象的です。
 最後は個別面談。希望者16組の皆さんに対応するのは、田中先生・今堀先生に加え、あの「帰って来た飄々ガール」こと高崎(旧姓:國久)麻美さん。さらに助っ人として、品川の地区懇会場から平野校長が、酷暑の中を移動して来てくれました。今堀先生が「来れますか?」と連絡したら「わかった。すぐ行く。心配いらない。」と男らしい言葉が返ってきたのだとか。カッコいいんですけど!。
 果たして、すべてのプログラムが無事終了。スッキリした笑顔になって帰路につく相談者の皆さんを見送ることが出来ました。

 品川の全体懇親会に私たちとともに合流した今堀先生と高崎さんは、ステージで今日の結果を現役父母の皆さんに報告。「明日の大阪も頑張ります。」と力強く締めていました。ちなみに、翌日のエル・大阪には23組の相談者が来てくださったとのこと。素晴らしい。
 これからも、進路に悩む多くの子どもたちや親御さんたちに、北星余市という選択肢を知っていただきたいものです。

(記/白土)




会報第1号の発送準備完了しました

 7月6日(土)、品川中小企業センターでOB会報第1号の発送準備作業会が行われました。 会員の皆さんには、限定特別付録も同封。今号には、プロカメラマン・戸澤裕司さん撮影による52期卒業式集合写真も、許可をいただいて掲載しています。
 なお、東日本OB会では新規入会を随時受け付けています。申し込みされた方には、その時点の会報最新号を差し上げています。バックナンバーをご希望の方は広報または事務局までご相談ください。


☆会報第1号の概要☆

表紙:強歩2019/ 巻頭レポート:前川喜平さん講演会に感謝と感動〜ごちゃまぜ教育の現場から〜ダイジェスト紙上再録、聴講者からのご意見・ご感想/ 教育相談会2018年度FINAL/ 卒業生キラ星インタビュー:高橋星/ pickupトピックス/ お知らせ/事務局だより/編集後記
 A4版オールカラー 全16ページでお届けします。どうぞお楽しみに。