ほくせいよいちPTAひがしにほんOBかい

親出没情報ー2019年上期


第40回の強歩遠足に出没
親たちも楽しく頑張ってます!

  6月8日(土)、第40回となる強歩遠足が、天候にも恵まれて無事開催。東日本OB会メンバーたちも現地に出没しました。歩き組は30kmスタート地点の銀山で全員が合流し、恒例の記念撮影です。

  一方、通称OB関門と呼ばれる第三関門のサポートにまわったメンバーは、次々と訪れる生徒・教員や親たち、一般参加者の皆さんをあたたかく迎え入れ、労いと励ましの言葉をかけていました。

  さて、上の写真をご覧ください。北星余市の研究本ともいわれる『思春期の育ちと高校教育』の著者としてもお馴染みの小野善郎さん(写真左)が、初参加しておられます。その横では、10回目の70km完歩を目指す『鉄人しみちゃん』こと清水さん(41・43期)が、なぜか無駄に唐突なジャンプ(!)。自身の健脚ぶりを、強歩初心者の小野さんに見せつけているのでしょうか?。

  ってか、東日本の他のメンバーもちょこちょこ跳ねてますね。いったいぜんたい、どうしちゃったんでしょう。今回一番の謎です。

  いずれにしても、歩きに加えてジャンプでも体力を消耗すると、冷たいアイスが欲しくなるのが人情です(あ、ジャンプはあんまり関係ないか)。という訳で、みんなでセイコーマートに寄り道です。去年はメロンアイスが話題となりましたが、今年は期間限定のブルーベリーソフトが「激うま!」と評判に。自分へのご褒美ですね。

  もちろん、参加者全員へのご褒美は、いつものようにゴールで待ってくれてました。
 まずは、PTA北海道OB会提供の完歩りんご。食べて美味しいのはもちろんですが、1個ずつに付けられた旗が楽しい。そのデザインは、おなじみとなったイメージの統一感を維持しながらも、毎年少しずつ変えているんですよね。

  そして、こちらも絶対欠かせません。そう、現役PTAが中心となって腕をふるってくれる、うどんです。無我夢中で掻き込む二人のおじさんをご覧ください。自分がお母さんだったら「行儀よくしなさい!」と叱ると思います(笑)。奥の山田さん(47期)は「1.5玉を2杯たいらげて、3杯目もいきたかったけど夜のことを考えてやめときました。」というくらい美味しいんですね。
 70kmに挑戦のしみちゃんはじめ、全員無事に完歩達成。親たちも親たちなりに、楽しく頑張れたようです。

  ところで、生徒たちの活躍ぶりを見たくてこのサイトに辿り着いてしまった方へ。悪いことは言いません。学校HPのブログで沢山紹介してくれていますので、ぜひアクセスしてお楽しみくださいね。

(記/白土)




初のSフライ級に挑む太田くんを応援
網膜剥離手術を経て半年ぶりの復帰戦

  5月14日(火)後楽園ホールにおいて、ワタナベジム所属のボクサー太田憲人くん(42期卒業生)のプロ第6戦が行われました。従来のフライ級からスーパーフライ級に階級を上げて、初めての6回戦に挑む太田くん。対するは、8歳下ながら同階級で9戦の経験を持つ蒲山直輝選手(小熊ジム)です。太田くんにとっては、昨年11月の東日本新人王決勝戦後に判明した左目の網膜剥離の手術を経て、実に半年振りの実戦となります。観客席で声援を送る私たちPTAメンバーの間にも緊張感が漂う中、開始のゴングが鳴りました。
 落ち着いた試合運びながら、手数の多い相手に対してなかなか突破口が見いだせないようにも見える太田くん。それでも最終6ラウンドには、何かを吹っ切るように前に出ます。右フックと左ストレートで畳み掛けるような連打を何度も繰り出しました。

  相手も応戦し、剣で斬り合うような激しいパンチの応酬が繰り広げられる中、試合終了。結果は惜しくも判定負けとなりました。
「結果を出せずに、すみませんでした。」と頭を下げる太田くんですが、私たちが伺い知ることも出来ない部分も含め、様々な困難を抱えた中での復帰戦をフルラウンド闘いきったことこそ、称えられるべき結果だったのではないでしょうか。

太田くん、現役引退を決意


  激闘から10日後の5月24日、太田くんから「引退を決意した」との連絡が入りました。網膜剥離の手術後、日常生活には支障がない状態に回復したとのことでしたが、もちろんボクシングの試合はまったくの別物。実戦のリング上で、想像以上の違和感と難しさを感じたようです。「トレーナーと話して、目の具合が悪いというハンデはやはり厳しいと考えた結果です。」
 復帰戦は激しい攻防となっただけに、左目へのダメージも心配されました。ドクターの診断では、剥離の再発などの症状はありませんでしたが、現役を続けるなら失明のリスクもあると忠告されたといいます。まさにギリギリのところで、彼は正しい決断をしたのではないでしょうか。
 プロの世界で6戦4勝は胸を張っていい戦績です。そしてそれ以上に、廃校問題で揺れる母校への想いを胸に駆け抜けた2年間の闘いを通して、私たちにどれほど多くの勇気と力を与えてくれたことか。
「ありがとう、憲人」
 君がボクサーであっても、そうでなくても、その人生を応援する私たちの気持ちは変わらないのです。

(記/白土)




PTA東日本OB総会開催
懇親会では現役父母の皆さんと交流

 4月20日、品川中小企業センターにおける東日本OB総会で、活動報告・活動予定・会計報告・予算案の各議案が承認されました。今年度の役員は下表のとおりです。ご支援・ご協力をよろしくお願いします。
会長 山田(47期)
副会長 高橋(50期)大園(50期)鳥山(50期)千葉(50期)
野口(48期)林田(41・45期)鴻巣(50期)
事務局 山田(47期)
会計 間山(46期)
会場 本多(51期)
会報 白土(45期)入江(45期)佐々木(36期)
林田(41・45期)吉川(46期)高橋(50期)
OBメーリングリスト 武原(45期)
ホームページ 白土(45期)高橋(50期)
 会員の皆さんには、活動計画・会計報告・予算を7月6日発行の会報に同封してお送りします。また、新規入会も随時受け付けています。年会費千円、年2〜3回発行の会報を受け取っていただきます。様々な活動がありますが、もちろん参加は自由です。まずは事務局または広報まで連絡を。お問い合わせフォームからでも結構です。
 さて、総会終了後の懇親会では現役父母の皆さんと合流。楽しく親睦を深めることができました。〝赤が似合い過ぎる新支部長〟上田パパ(54期)をはじめ、現役新役員のスピーチもありました。
(写真下)

 一人一人が新年度に向けての抱負や、自身のチャームポイント(!)について臆面もなく語ってくれて、とても素敵でした。1年間、楽しく活動してくださいね。
 また、この日参加してくれた55期の新しい仲間たち13組18人が、ステージ前に勢揃いし自己紹介。それぞれに惜しみない歓迎の拍手が送られていました。
(写真下)

 司会の正垣パパ(54期・写真右下円内)いわく「去年の自己紹介は順番待ちの間もずっと立ったままだったので、今年は椅子を用意しました。一歩前進です。」と得意満面の笑顔。ちなみに、去年の写真を〝親出没情報2018年上期〟に掲載していますので、見比べてみてはいかがでしょう。あ、もし気が向いたらっつうことで。

(記/白土)




写真展『光の在り処』&トークイベント『いまを、生きる』表参道で開催

  3月9日(土)、戸澤裕司さんの写真展『光の在り処−未来を紡ぐ北星学園余市高校』開催中の東京・表参道、ピクトリコショップ&ギャラリーに出没してきました。
 戸澤さんといえば、北星余市存続応援冊子『いまを、生きる』の製作にも関わってくださり、学校にも何度となく足を運んでくれているプロカメラマンとして、もうおなじみですよね。展示写真の中には、なんと前の週の卒業式で撮影したという作品も。3人の生徒たちの日常の写真と、同じ3人の卒業式でのポートレートを並べたレイアウトが目を引きました。
「こうやって2パターン並べると表情が全然違うでしょ?。卒業証書という大人への切符をもらった後は、やっぱり表情の中に自立と自尊心がちゃんと見える。」と解説してくださる戸澤さん。なるほど、面白い。何度も通われたからこその写真ですね。一番奥の壁には、教室の黒板に見立てたというグレーのボードに生徒たちが撮影した作品がびっしり。一枚一枚が何だかいいんですよね。うまく言葉で説明できないんだけど。

  さて、この日の午後は、場所を変えてトークイベント『いまを、生きる−そしてこれから、未来へ』も行われました。一般の来場者に混じって、PTAの皆さんや、一週間前に卒業したばかりの4人の子どもたちも参加しました。登壇者は戸澤さんと田中亨先生に加え、会場としてHASSYADAI CAFEのスペースを提供してくださった株式会社ハッシャダイの勝山恵一さん。学歴などによる若者の進路選択環境格差を解消しようと、事業展開している人です。

 そのトークは、学歴とは全く無縁なところでスキルを存分に発揮するに至ったご自身の経歴と相まって、23歳の若さに似合わぬ圧倒的な説得力。あらかじめアンケートで募った質問ひとつひとつにも、滑らかな語り口で熱く答えておられました。例えば・・・
「子どもたちが、生まれ育った環境や慣れ親しんだコミュニティーから抜け出して移動することはとても大事。沢山移動して沢山の文化を知って、今楽しいと思えることを全力でやってみる。そこから本当に自分にマッチしたものが見つかるんじゃないか。」「僕たちの事業では、地方から変わりたいという想いで一歩踏み出してきた若者たちが、シェアハウスで半年間生活するんです。かけがえのない仲間にもなりますし。そこは北星余市も同じだと思います。」
「余市高の生徒さんたちには、偏差値では表せない魅力がありますね。今、定期的にお伺いして進路カフェで話をさせていただいてますけど、すごく楽しい。こちらの目を見ながら、将来の夢とか悩みとか今楽しいこととか、いろんなことを話してくれるんですけど、こんなに生徒さんとコミュニケーションが取りやすい学校ってなかなかない。そんなふうに人とフランクに接するスキルってすごく重要で、それを身につける環境が北星余市にはちゃんとあるんだなって思いますね。」

 一方、戸澤さんへの質問には、かなり哲学的で答えにくそうなものも。進行役の亨先生が「レンズを通して見える心を表現するには、という質問ですけど・・・やめときましょう(笑)。」と流しにかかりますが、それでも丁寧にコメントしていく戸澤さん。
「まぁ、カメラを持って現場に入ると、レンズを通して何が見えますかっていう話にはよくなりますよね。あと、傍観者としてでなく撮っている写真はありますか?みたいな質問も出てましたね。結局、自分がそこに参加していないと撮ったことにならない。遠くから望遠レンズで隠し撮りすれば、きれいな絵にはなりますけど、人の心は打たない。やっぱり相手が認識できる距離に入って、撮り手の僕を受け入れてくれて、やっとシャッターを押すことに意味が生まれる。だから、僕みたいなおっさんがいきなり高校生の中に入って写真撮るっていっても、簡単じゃない訳ですよ。そういう意味で、子どもたちが撮った写真には敵わない(笑)。」
 そうか、写真展の会場で見た生徒たちの写真になぜ魅力を感じたのかっていうと、つまりそういう事なのかもしれないですね。深いなぁ。

 ところで、来場した卒業生4人は、いずれも写真展への作品提供者でもあるのです。グループ討議の発表でもそれぞれ代表として堂々のスピーチ。大きな拍手を受けていました。最後には戸澤さんに促され、揃ってカメラに収まる、えいじくん・ふみやくん・なつきちゃん・れいらちゃん。彼らはその作品もいいけど、被写体としても素敵です。プロの戸澤さんがどんなふうに撮ってくれたのか、いつか拝見したいものですね。
 充実した1日になり、皆さんに感謝。勝山さんや戸澤さんと北星余市とのコラボレーションが、これからどんな展開を見せてくれるのかも楽しみです。

(記/白土)





学生企画『わたしたちの北星余市展』
写真展&トークイベント会場に出没

  静岡県立大学の学生主催による『わたしたちの北星余市展』が、2月25日(月)から静岡市のグランシップで開催。トークセッションも行われた最終日の3月3日(日)には、私こと林田真理子(東京)、〝やまぴい〟こと山田充一さん(千葉)、〝たけぱぱ〟こと武原忠志さん(京都)そして地元静岡の浅田さん、淺賀さん、北池さんといったPTAメンバーが会場に出没しました。最初は「どんなイベントなんだろう?」とクエスチョンマークいっぱいの私でした。でも、とにかく題名がいいし、〜北海道に輝き続ける、日本の宝もの〜っていう副題にもワクワク感が掻き立てられます。
 まずは、主催者である学生さんたちを紹介させてください。

  写真左が、発案者で4年生の鴻野祐(こうの ゆう)さん。2年前に北星余市を訪問して以来、廃校の危機にあるこの学校のために何かしたいという想いをあたためていたとのこと。『わたしたちの北星余市展』というタイトルには「同じ時代を生きる若者として、日本からこの場所を失くしてはいけない。他人事ではない。」との想いを込めているのだとか。穏やかな風貌の内側に、アツいものを秘めているようです。その隣の4年生・鈴木美海(すずき みなみ)さんと、一番右の3年生・内記衣真里(ないき いまり)さんも、この1月に北星余市を訪れて、生徒や先生たちと交流を深めてくれました。内記さんは去年9月にも1週間滞在し、多様な生徒たちが力を合わせて学園祭の準備に取り組む姿に感銘を受けたそうです。写真には写っていませんが、1年生の田邉佳穂(たなべ かほ)さんも含めた4人がイベントの中心メンバーです。
 少し話しただけですが、みんな北星余市の魅力を多くの人に知らせようと、とっても頑張ってくれてるんだなっていうことが伝わって来ました。

 展示は写真の他に、強歩遠足で生徒たちが作ったクラス旗やのぼり、生徒会ノートやクラスノートなども。卒業式の送辞・答辞の原文に「通り一遍の文章じゃないと感激した」という来場者の声も聞かれました。とおるちゃん(田中亨先生)が出張明けに出勤したら机に貼ってあったという生徒たちからのメモが、長机いっぱいに!。「早く帰ってきてー」とか「大好き」とか。これ、泣けます。
 100枚ほどの写真たちが描き出すのは、生き生きと学び合う子どもたちの姿。その中に、褐色の肌の男の子を見つけて何だか嬉しくなりました。様々な経験や内面的な個性を持つ子どもたちが集まる北星余市ですが、肌や瞳の色、髪の色といった違いも認め合いながら成長し合える、これからもそんな場所であり続けてほしいと感じました。  

 トークセッションは、青砥恭さんと小野善郎さんの対談からスタート。
「北星余市は、日本社会の課題を受け止めながら、それを乗り越える大きな新しい価値を創り出す役割を果たしている。」(青砥さん)「子どもたちだけでなく、大人たちをも受け入れてくれる空気感は、半世紀をかけて培われてきた。」(小野さん)など、北星余市の特色を、論理的かつわかりやすい表現で伝えてくれました。

 続いて、田中亨先生と卒業生・坪島真也くんが、実体験にもとづく生トークをある時は真剣に、またある時は楽しげに披露。
 さらには、我らがたけぱぱが親ならではの視点から一人トーク。たけぱぱ、写真撮ってなくてごめんね(爽笑)。
 途中、司会の鴻野さんが会場からの意見や質問をばんばん求めてくるものだから、ドキドキ。でも、終始フランクで和やかな雰囲気でした。


 グループに分かれてのトークでも「写真に写る生徒たちの表情や文章は、偽りのない自分を出せていて感銘を受けた。自分自身はそれが出来てなかったのでは、と考えさせされた。」など、心に残る言葉が沢山聞かれました。
 エンディングでは津富宏先生も挨拶に立ち、「北星余市でつかんだ小さな光を、より大きな光にして、身近なところから増やしていってほしい。日本地図をそんな光で埋め尽くしてほしい。」と締め括りにふさわしく素敵なスピーチ。
 来場する前に抱えていたクエスチョンマークは、いつの間にか爽やかな感動に変わっていました。企画してくれた静岡県立大学の皆さん、本当に本当にありがとう。また、期間中会場に足を運んでくださった皆さんや、様々な形で支援してくださった皆さんに、私たちからも感謝を伝えたいと思います。

(記/林田)





前川喜平さん講演会に感謝と感動
ごちゃまぜ教育の現場はあたたかい

  2月11日、北沢タウンホールで前川喜平さん講演会『ごちゃまぜ教育の現場から』をついに開催することができました。
 関東圏在住の北星余市の親たちはもちろん、北海道・東北や西日本からもPTAの仲間たちがスタッフとして続々出没。会場設営や受付・書籍販売などなど、それぞれの持ち場でせっせと動き回っていました。いつもながらの一体感と機動力です。

  何より、記録的な寒波の中足を運んでくださったお客様が大いに盛り上げてくださり、とてもあたたかな雰囲気に包まれたイベントになったのではないでしょうか。
 それでは、200人近い来場者が見守る中行われた講演会の模様を、後日皆さんからメールでいただいたご意見ご感想とともに振り返ってみましょう。

第一部は前川さんの講演です。教育と誠実に向き合っておられる姿勢と気さくなお人柄が滲み出るような語り口。特に今回は、北星余市見学で感じたこと、例えば、生徒たちが気軽に集まる休み時間の職員室の様子が印象的だったことなども織り交ぜながら話してくださいました。  

「前川さんの講演は、期待にたがわず歯に衣を着せぬものでした。」「強い信念に基づいた講演は非常に印象的。」「学びは本来楽しいはず、学校教育とは生涯学習できるように育てること、という言葉が心に響きました。」といった来場者の皆さんの声からもわかるように、常に聴衆の高い期待を裏切らない内容はさすがです。

そして、第二部のクロストークも立派にもうひとつのメインイベントと呼べるものになりました。ほんまちゃん(本間涼子先生)は、どこに行ってもそのまんまのほんまちゃん。卒業生を代表して登壇してくれた坪島真也くん・太田有香さん・田邊愛斗くんとの掛け合いで、ごちゃまぜ教育の現場である学校の空気感をしっかり出してくれていました。優しく語りかける青砥恭さん(さいたまユースサポートネット代表)と、聞きにくいことをズバリ聞いてしまう前川さんとのクロストークに、会場は笑いに包まれたり、シーンと耳を傾けたり。卒業生の言葉に、自然に大きな拍手が湧き上がる場面もありました。

「学校のことを知らずに参加しましたが、途中から凄く興味を持ちました。」「ぐいぐい引き込まれました。」「卒業生の方々は、皆さん本当に真面目な若い方で、まさかそんな過去が、と驚きましたが、自分の言葉でまっすぐ述べる姿に大変心を打たれました。」「青砥さんの絶妙な司会のもと、のびのびと語る3人の若者たちは個性にあふれ、素晴らしい。これからの日本の希望です。」「高校生の子どもを持つ身として学ぶことが多く、子どもを信じることの難しさや大切さを考えさせられました。」「下宿で寮母さんたちも厳しくあたたかく見守っているのですね。私もこういう学校で学べればよかった。」「本間涼子先生の個性もすばらしい。一見型破りなおおらかさ。きっと生徒たちと一緒に笑い、泣き、怒り、その中でそれぞれの生徒の痛みを感じる暖かく鋭い感性をお持ちなのだと感嘆しました。」などなど、多くの評価をいただきました。一方「もっとテーマを絞ってほしかった。」「なぜ非行に走ったのかなど聞けたら、社会が抱えている問題がもう少し見えたかな?」「学校での学びの様子や教師全体との関わりなども、もっと具体的に聴きたかった。」といった建設的なご意見も、感謝を持って受け取らせていただきました。


「気取らない、楽しい雰囲気の会でした。」「私も余市といえば〝ニッカ〟の口ですが、北星余市が加わりました。」「日本中の人々に、北星余市高校の存在をもっと知ってほしいと思いました。」「一人でも多くの子どもが、北星余市という素晴らしい場・大人たち・仲間たちと過ごせるよう、応援しています。」「企画・運営してくださった北星余市PTAの皆さんに感謝します。ありがとうございました。」
 お礼を申し上げる立場の私たちが、逆にこんなにもあたたかな労いの言葉をいただけるなんて、幸せ過ぎます。そうですよね?林田実行委員長。

「前川さんの講演会をやりたい!言いだしたからにはやるしかないと突っ走りました。この企画をきっかけに、『学校に行きたい。でも一歩踏み出せない。』という子どもたちに、こんな学校があるんだよ、と伝えたい。そんな想いで、一年間準備を進めてきました。当日は雪の予報が出る中、小さいお子さんを連れてきてくださった方や、杖をついて遠方からお越し下さった方もいらっしゃいました。とても嬉しく思います。
 聴講くださった皆さんのご意見ご感想を読ませていただき、私たちが想像するよりずっと卒業生たちに想いを寄せてくださっていることに感銘を受けました。
 実行委員はもとより、当日スタッフとして関わってくださったメンバー、聴講してくださった皆さんに、あらためて御礼を申し上げます。」

 こんなに素晴らしいんだから、もっと多くの人たちに聴いてほしかった、という声もいただきました。今後、前川さんと北星余市のコラボの再現があるのかどうかはわかりません。ですが、前川さんはこれからも講演活動を続けられるとのことですから、ますますのご活躍が期待されます。一方の北星余市も毎年全国で教育相談会を開催しており、教員や卒業生と直接お話いただける機会もあります。さしあたっては、2月16日と3月10日に中野サンプラザという日程が組まれています。よかったら気軽においでくださいね。私たちPTAもお待ちしております。

(記/白土)





前川喜平さん講演会まであと僅か
最後の実行委員会やりました

  2月11日、北沢タウンホールで開催される『ごちゃまぜ教育の現場から』前川喜平さん講演会の実行委員会も、2月2日(土)がラストとなりました。当日のタイムスケジュール・役割分担などなどをチェック。念には念を入れてますよ。

  また、会報第2号を会員の皆さんに発送する作業も無事完了。会報は、講演会パンフレットとしてご来場の皆さんにもお配りすることになっています。お楽しみいただけたら嬉しいです。
 聴講申し込みは2月9日24時まで受付予定です。期限を過ぎてからの申し込みについてはご相談ください。

チラシをpdfを表示

(記/白土)





巻頭レポートは前川さん講演会情報
会報2号、2月2日発行に向け準備中

 2月11日に開催される前川喜平さん講演会『ごちゃまぜ教育の現場から』。会報最新号は、その9日前の2月2日(土)に発行します。巻頭レポートはもちろん講演会直前情報。表紙を飾ってくれるのは、当日クロストークに登壇する卒業生たちです。今回の会報は、取材協力者の皆さんの了解を得て、講演会パンフレットとしても用いることになりました。会員の皆さん、当日ご来場の皆さん、どうぞお楽しみに。
 多様な個性を持つ子どもたちが、ごちゃまぜで学び合うことの大切さをともに考え、未来の希望に繋がる何かを持ち帰ってもらえるようなイベントにしたいと、スタッフ一同準備に励んでいます。北星余市同窓生や父母の皆さんも、ほんまちゃんと3人の卒業生を、ぜひ会場で応援してください。


☆会報第2号の概要☆

巻頭レポート1:前川喜平さん講演会/ 巻頭レポート2:教育相談会2018/ 親の想い:渡邊明雄/ 卒業生キラ星インタビュー:塩崎史起/ 特別企画:母さんずグッズ・グラフィティー/ pickupトピックス/ お知らせ/事務局だより/編集後記
 A4版オールカラー 全16ページでお届けします。どうぞお楽しみに。